「海外ドラマ」と「映像字幕翻訳」
皆さまこんにちは、日本翻訳センター総務部のMです。
3月に開催されたWBCは日本中で盛り上がりましたね。
野球がこんなにも面白いスポーツなのだと私も改めて実感しました。
未だに侍ジャパンの熱狂から抜け出せておらず、プロ野球リーグ戦を観に行こうかと模索しているところです。
1.私の海外ドラマ視聴の歴史
野球観戦もさることながら、私の楽しみと言えば何と言っても「海外ドラマを観ること」です。
遡れば私の海外ドラマ視聴の歴史も長く、
NHK教育テレビ(現在はNHK Eテレですね。今でもついつい教育テレビと言ってしまいます(笑))で放送されていた
『フルハウス(オルセン姉妹が演じたミシェルの“ジェーシおいたん”という呼び方を思い出す方も多いはず)』や
『ボーイ・ミーツ・ワールド』等から始まり、
『ビバリーヒルズ高校白書・青春白書(あのデデデデン・チャッチャッというオープニングの音楽が忘れられません)や
『フレンズ』『アリーmy love』『ER緊急救命室』『ツイン・ピークス』『X-ファイル』といった
あらゆるジャンルのアメリカドラマに魅了されてきました。
特にシットコムやアメリカの自由で開放された雰囲気が感じられる作品が大好きでした。
しかしその後社会人生活等も忙しくなり、だんだん海外ドラマを観る機会も無くなっていきました。
2.ついに韓国ドラマにハマる⁉
それから数年が経ち、久しぶりに会った学生時代の友人が、
毎朝放送している韓国ドラマにハマって韓国語を勉強していると楽しそうに話していました。
ただ、その当時の私の韓国ドラマに対する印象は、
「話数が多い」「突然記憶喪失になる」「過度に美化されたラブロマンス」「俳優さんの顔が皆同じに見える」といった感じで、
申し訳ないことに友人の話に全く共感できずにただ話を聞いているだけでした。
そんなある日のこと、
今度は通っている美容師さんが、ドラマが好きなら是非にと
『キム秘書はいったい、なぜ?』『トッケビ』『雲が描いた月明かり』など
次々と韓国ドラマのDVDを貸してくれました。
最初はせっかく貸してくれたのでと見ていたのですが、
気が付くと、全話視聴を制覇し、友人と同じく韓国ドラマを夢中になって観ていました。
さて、先ほどの私の勝手な印象とは打って変わり、なぜ韓国ドラマが面白いと感じるようになったのか?
個人的なポイントをいくつか挙げてみました。
●1クールの話数が多い(大体1話1時間以上、CM無し、全16話が多い)ので、
時代背景やあらすじ、人物像がしっかり組み立てられており、
最初は中々話に入り込めない事もあるが、気づいたらどのジャンルのドラマでも大概ハマっている。
ジャンルはラブコメディ、ラブロマンス、ヒューマンドラマ、青春ドラマ、お仕事ドラマ、
アクション、ファンタジー、ミステリー、サスペンス、歴史・時代劇等等たくさんあります。
その時の気分に合わせて色々観ることが出来ます!
●カッコいい俳優さんや可愛い俳優さんがたくさんいる上に、
どのキャストも演技に溶け込んでいるので、違和感を覚えずドラマを楽しめる。
演じているというよりは、その役の人にしか見えない!
●いくつものドラマの脇役に同じ俳優さんが出てくる確率が高く、
馴染みのある俳優さんが出演していると親近感を覚える。
例えば、母親役をされている事が多いキム・ヘスクさんやキム・ミギョンさんなど。
●「フライドチキン屋」と「サブウェイ」、「スティックコーヒー」が頻繁に登場する。
韓国ドラマはCMが流れない為、ドラマの中でスポンサー企業の宣伝をするそうです。
それ故、スポンサー企業の店名や商品名にやたらとクローズアップさせる場面が多く、
見終わった後無性に食べたくなります🍗
特に中でも私のお気に入りの韓国ドラマは、
『賢い医師生活(シーズン3を制作してほしい)』『二十五、二十一(キャストの皆さんが素晴らしい)』です。
もうすでに3回くらい全話観てしまいました(笑)
また、パク・ソジュンさん主演の人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』のOSTは、
先の『ビバリーヒルズ高校白書・青春白書』のオープニング音楽と並んで忘れられない一曲です。
ところでそのような面白い韓国ドラマを観るのに欠かせないものは何でしょうか?
そう、何といっても【字幕】ですね。
字幕作品の良さは吹替作品とは違い、俳優さんの演技をそのまま観て声を聴くことが出来るので、
登場人物の感情がわかりやすく、また作品の世界観に入り込んで楽しめることです。
字幕ですが、
近年私たち日本翻訳センターにおいても【産業翻訳】*だけでなく、
海外ドラマ等映像作品の字幕制作する際に必要な翻訳【映像字幕翻訳】にも力を入れておりますので、
少しだけご紹介させていただければと思います。
*【産業翻訳】とは、ビジネス現場で扱われる文書の翻訳。
翻訳内容には様々な分野があり、
主に「技術・工業」「金融・財務」「医療」「IT」「マーケティング」「特許・知的財産」「法律・契約書」など。
翻訳する際は、翻訳の技術に加えて翻訳する分野の専門知識が必要となる。
3.【映像字幕翻訳】とは?
映像字幕翻訳といっても、
「ドラマ・映画・動画配信サイト等のエンタメ系の映像字幕翻訳」と「産業分野の映像字幕翻訳」があり、
翻訳ルールが少し異なります。
ここでは「エンタメ系の映像字幕翻訳」の基本的なルールをいくつかご紹介したいと思います。
●セリフ1秒あたり4文字。例えば、1つのハコ(台詞のかたまり)が3秒なら12文字使用出来る。
●1つのシーンに字幕は2行まで。
●1行に使える文字数は13文字前後。
●句読点は使用しない。「、」の代わりに半角スペース、「。」の代わりに全角スペースを使用する。
●読みやすい位置で改行する。例えば、1行13文字といっても必ず13文字目で改行するのではなく、読みやすい位置で改行する。
●数字について、1桁は全角、2ケタ以上は半角で表記。例えば、4月→2文字、2023年→3文字となる。
●略語等のアルファベットは大文字で表記。例えば、CD→2文字となる。
●モノローグ、ナレーション、テレビやラジオから流れてくる音声、電話の相手の声(人物が画面に出ていない場合)、看板等はイタリック体で表記。
当社ではこのような基本的ルールを習得した映像字幕翻訳者が、
動画配信サービス会社等それぞれのお客様のご要望に沿ってSST(字幕制作ソフト)等を使い翻訳しています。
その後さらに、その国の文化やトレンドに詳しく、且つ高い言語能力を持つチェッカーが、
映像を見ながら翻訳された字幕を確認し、
訳語のブラッシュアップ及び平仄合わせをして品質向上に努めております。
また、英語→日本語への映像字幕翻訳だけでなく、
英語のスクリプトを使用して中国語や韓国語、タイ語、ベトナム語、スペイン語、オランダ語、フランス語等といった
英語以外の言語→日本語への映像字幕翻訳にも対応しております。
(一部取り扱っていない言語もございますので、まずはお問い合わせ下さい)
そして、エンタメ系映像作品だけでなく、
もちろん当社が得意とする「産業分野での映像字幕翻訳(外国語⇔日本語)」にも対応させていただいておりますので、
ぜひお声がけ下さいませ。
ここまで「海外ドラマ」と「映像字幕翻訳」について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
もうすぐ待ちに待ったGW✨
海外ドラマのイッキ見で、楽しいおうち時間を過ごされるのもお勧めですよ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
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