ご存じですか?英文ライティングのルール4
皆さまこんにちは、日本翻訳センターのMです。
英文ライティングのルールの第4弾をお届けします。
過去の記事はこちらからご覧いただけます。
ご存じですか?英文ライティングのルール3
ご存じですか?英文ライティングのルール2
ご存知ですか? 英文ライティングのルール
今回も私の仕事柄、お客様からよく質問をされる
英語表記の疑問について、
調べた内容をご報告いたします。
今回は、私が多く担当している博物館、郷土資料館の展示解説の
翻訳の際によく問題となる人名、年号、神社仏閣の英語表記に
焦点を当てたいと思います。
なお、本記事は、主に観光庁『地域観光資源の英語解説文作成のためのライティングスタイルマニュアル』(2020年3月)に依拠して執筆したものです。
地域観光資源の多言語解説整備支援事業 | 観光地域づくり | 政策について | 観光庁 (mlit.go.jp)
他のガイドラインでは異なるルールがあります。
あらかじめご承知おきください。
1. 人名
2. 時代と年号
3. 神社仏閣
ご存じですか?英文ライティングのルール4
1. 人名
山田太郎の英語表記はYamada Taro? Taro Yamada?
ものによっては、Taro YAMADAのような表記も見受けられますよね。
名前の表記ルールについてはよくお客さまからもご質問される事柄です。
上記『マニュアル』では、日本人の人名は、苗字を先にすることとされています。
ただし、国外で名前-苗字の順で広く知られている人についてはこの限りではないとのこと。
豊臣秀吉 ⇒ Toyotomi Hideyoshi
夏目漱石 ⇒ Natsume Soseki
名前-苗字で広く認知されている人物
村上春樹 ⇒ Haruki Murakami
草間彌生 ⇒ Yayoi Kusama
結局は例外があるということですね。
「広く認知されている」とは
誰がどういう基準で判断するのか。
そのあたりの線引きは難しいですね。
ちなみに、既出の人名に言及する際は苗字ではなく
名前を使うのが慣習です。
Toyotomi Hideyoshi ⇒ Hideyoshi
Natsume Soseki ⇒ Soseki
2. 時代と年号
「時代」の訳にはeraとperiodのどちらも使用することができますが、
さて「江戸時代」の訳はEdo periodとすべきでしょうか?
それともEdo eraとすべきでしょうか?
『The Society of Writers, Editors, and Translators』によると
時代(period)は複数の年号(era)にまたがる、と書いてあります。
https://japanstylesheet.com/download-jss/
簡単にまとめると
https://japanstylesheet.com/download-jss/一人の君主が在位している時代には、era
江戸時代以前の時代区分にはperiod
『マニュアル』もこの定義に準拠しているようです。
掲載されている「日本の歴史年表」を転載しますので、ご参考になさってください。
3. 神社仏閣
〇〇神社の英訳は人によって、〇〇 Jinja、〇〇-jinja Shirine、〇〇 Shirine
だったりとどれを採用すべきか迷うところですね。
『マニュアル』では、以下のように定めています。
「本事業では、寺院や神社の名前を表記する際、~寺・~神社などの
接尾語を含む読み方をローマ字表記したものに、その接尾語自体の英語訳を
添えることとする。」
例:金閣寺 Kinkakuji Temple
「この表記方法を用いることにより、訪日外国人旅行者が訪問先の
神社仏閣の意味や呼び名を理解しやすくなる。」
また、”ji” や ”in” ”gu”は、ハイフンをつけずに一語として表記することが推奨されています。
例:平等院 Byodoin Temple
以上で、「英文ライティングのルール第4弾」は終了となりますが、
本記事が少しでも皆様の英文執筆の際の参考となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
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