英語のレシピに挑戦!
~気を付けること3点~
皆さまこんにちは、
広報のMです。
寒い季節はおうち時間が増えますね。
おうち時間の趣味のひとつとして料理、
そのなかでも「英語のレシピ」での料理はいかがでしょうか。
最近は機械翻訳の発達のおかげで
外国語への抵抗が、
外国語のレシピに挑戦することへのハードルが
だいぶ低くなったのではという気がしています。
ですが
この「機械翻訳を使用したから安心」ではなく、
それでも気を付けてほしいことがあります。
機械翻訳はその名の通り、各言語から各言語へと翻訳をしてくれます。
英語から日本語への翻訳なら、
英語に「忠実に」日本語へ翻訳をしてくれます。
*ここでの「忠実」とは、過不足なく文字通りに翻訳することを意味しています
ですがその忠実さゆえに、
翻訳された文のその通りに料理を進めてしまうと
「あれ?」となることも。
そのほかにも
意外な文化の違いからの早とちりなどなど。
今までの私Mの経験から、
主に英語圏において、
そしてあくまでMの個人的な視点とはなりますが
よりレシピに近いものが出来上がるように
「気を付けること3点!」として共有させていただきます!
皆さまの挑戦への助けとなりますと幸いです。
英語のレシピに挑戦! ~気を付けること3点~
① 単位の違い(温度、重さ)
② 調理器具の違い(大さじ、カップ)
③ 材料の違い(バター、砂糖、お酢)
④ おまけ_海外旅行時、海外で料理するときの注意(水、卵)
① 単位の違い(温度、重さ)
■ 温度
英語のレシピを見ていて
「350℉で30分焼く」という表記に
「350度で30分も焼くの⁉」となったことがあるのは私だけではないはず、、。
日本と海外では温度の単位が異なります。
日本では主に摂氏(℃)、
海外、例えばアメリカやイギリスでは
主に華氏(℉)が使用されていることが多いです。
ちなみに350℉は180℃程度になります。
180℃はよくある温度設定、
勘違いして350℃で30分も焼いていたら
30分後にはどうなっているのやら。
ご注意ください。
■ 重さ
日本ではグラム(g)での表記が一般的ですが、
アメリカやイギリスではオンス(oz)やポンド(lb)を使用します。
1オンスは大体28g、
1ポンドは大体450gなので
ここも「グラム」と間違えると大きな違い。
「10oz」や「10lb」の小麦粉を
「g」と勘違いしたまま進めてしまうと
とっても少ない粉の量。
別の料理に仕上がります。
温度や重さを適切な単位に変換することは
料理においてとても大切です。
とはいえ、
この単位変換はややこしいので
ここは変換サイトに頼ってしまうことをおススメいたします。笑
② 調理器具の違い(大さじ、カップ)
次は調理器具の違いです。
レシピ通りの料理にするために欠かせない作業、
「材料を計量する」こと。
この「計量」において使用する
「大さじ」と「計量カップ」の分量が
日本と海外で異なることがあるのです。
小さじはどこも同じようなのですが、
大さじで微妙な違いが、
またカップでは大きな違いがあるようです。
大さじにおいては
家庭で楽しむ料理では
そこまで大きな問題は出てこないかもしれません。
ですが計量カップにおいては
40mlや50ml、85mlとなかなかの違いがあります。
生地にするとしゃばしゃば、
スープだと薄めのお味に仕上がりそうです。
ちなみに、
小麦粉など粉ものの計量の際、
日本では重さで計ることが多いですが、
海外ではカップを使うところもあります。
小麦粉1カップ、2カップ、、、
やや聞きなれないです。
英語のレシピで料理する際
機械翻訳では単純に
「1tbsp」は「大さじ1」、
「1cup」は「1カップ」となるので、
「大さじ」と「カップ」は要注意です!
③ 材料の違い(バター、砂糖、お酢)
よく出てくる材料や調味料で
個人的に特に違いを感じるものは3つ。
それはバター、砂糖、お酢です。
■ バター
日本では「非発酵」のバター、
海外では「発酵」のバターが一般的なよう。
味の違いを表現すると
日本の「非発酵」バターはあっさりと上品、
海外の「発酵」バターはコクがあって香り高い。
このバターに関しては好みの問題が大きいとは思われますが、
繊細なお菓子等を作る際には特に違いが表れそうです。
力をいれた「ここぞの逸品」を作る時は
バターにもこだわってみるといいかもしれません。
■ 砂糖
海外、特にアメリカなど英語圏の地域の
お菓子の甘さに驚いたことはありませんか。
日本のものよりも、、、
控えめに言って「とても甘い」ものに出会うことが多いと思います。
これには味の好みの「はっきりしっかり甘いものを好む」傾向の違いから
そもそもレシピ(砂糖やシロップの量!!)から違うことも大きいのですが、
砂糖にもちょっとした違いがあります。
日本では上白糖、
海外ではグラニュー糖が一般的で、
日本の上白糖はどちらかというとさわやかな甘さ、
海外でのグラニュー糖ははっきりとした甘さ。
砂糖にも味の違いがあるとは。
お好みで砂糖の種類を変えてみるのもいいかもしれません。
■ お酢
お酢を英語にすると「ビネガー」。
日本における一般的なお酢は「米酢」ですが、
海外のお酢事情はいかがでしょうか。
興味があったのでヨーロッパのものもいれてみましたが、
一口に「ビネガー」といっても
お酢に関しては味も全く別物です。
共通点は「酸っぱい」ことくらいでしょうか。
バター、砂糖に比べて味が大きく異なるので、
どの「お酢」を指しているのかを見極めるのは
どの程度、レシピの味を再現できるかにおいて重要です。
キッチンに立つ前に、
どの地域のどの種類のお酢なのか、
前もって確認するようにしてみてください。<>/span
④ おまけ_海外旅行、海外で料理するときの注意(水、卵)
■ 水
日本で暮らしていると
当たり前のように近くにある「水」
日本では
飲んでも問題ない、美味しいと感じるレベルの水が
蛇口をひねると水道から出てくるのですが
海外では事情が違うようです。
日本のありがたい水処理事情は以下の記事内「3.日本企業の中国進出の歴史」より
中国語の出張ビジネスメールと日本の中国進出
日本のような安全安心な水に慣れている人にとっては
同じように処理されていない水は
おなかに厳しいかもしれません。
海外旅行中は水道の水を飲まないように(うがいや歯磨き時にも)
お気を付けください。
■ 卵
「食品」として売られているので
なんのためらいもなく口にする「卵」ですが、
日本での卵と海外での卵は少々事情が異なるようです。
日本での卵は「生食可能」ですが、
海外での卵は「加熱調理前提」として流通しているものが多く、
日本とは品質管理や処理方法が異なっているとのこと。
もちろん、海外でも「生食可能」な卵も売られてはいますが、
日本と同じような軽い気持ちでの卵の「生食」は注意です。
なお意外と盲点となるのが、
海外で日本食を作る際の卵の使用。
日本の料理には
火を使っていても卵はほぼ生だったり半熟だったりと
実際はあまり火の通っていないものも多くあります。
火を使って料理しているからと油断は禁物。
海外では黄身が固まるまで調理するようにしたほうが安心です。
なお海外で注意する飲み物食べ物に関しては以下もご確認ください。
「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」について 東京都保健医療局 (tokyo.lg.jp)
いかがでしたか。
なお、以下の写真はMのお気に入りのレシピ本です。
「赤毛のアン」に登場する「いちご水」や「レイヤーケーキ」などの
一度は味わってみたい様々なメニューが簡単に作れるように再現されていて、
ファンにはたまらない一冊です。
挿絵もかわいいことながら、
温度も重さも、大さじもカップも、
摂氏(℃)とグラム(g)と(ml)もかっこ書きしてくれている
やさしいやさしいレシピ本です。笑
ちなみに、
これらの料理のレシピの翻訳も
人の手で行う翻訳では
単位を併記する「やさしいレシピ」にすることも可能です。
わかりやすい伝わる翻訳をお求めでしたら
ぜひ日本翻訳センターにお問合せくださいませ。
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ご連絡をお待ちしております‼
おわり
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