好調のインバウンド‼
海外からの観光客の「困ったこと」とは?

皆さま、こんにちは。
営業企画部のMです。
東京タワーのすぐそばにオフィスを構えている当社ですが、
最近、より一段と海外からの観光客で賑わっているように感じています。
とても楽しそうに写真を取っている姿を見ると、
「すごいでしょ、きれいでしょ」と
東京タワーは私のものではないのに、なんとも誇らしいような嬉しい気持ちになります。
さて、そんな好調な様子の日本のインバウンドですが、
日本での旅行中、海外からの観光客の方々にとって、いいことばかりではなく、
「困ったこと」もあるのだそうです。
本日はこちらの
海外からの観光客の「旅行中に困ったこと」を取り上げていきます。
好調のインバウンド‼
海外からの観光客の「困ったこと」とは?
1. 海外からの観光客の「旅行中に困ったこと」トップ5!
2. 言語に関する問題
「コミュニケーションがとれない」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」について
3. おわりに
1. 海外からの観光客の「旅行中に困ったこと」トップ5!
海外からの観光客の「旅行中に困ったこと」をさっそく見ていきましょう。
以下は、観光庁が2023年11月~2024年2月の期間に行った調査結果です。
出典:訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました | 2024年 | 報道発表 | 観光庁
1位・・・30.1% →「ごみ箱の少なさ」
こちらは私もよく感じています。
私が若かった頃から比べると、ぐっと少なくなったように感じますが、気のせいでしょうか。
一時期、ごみ箱を探していた時期もありましたが、
今では「ごみは持ち帰る」が当たり前になり、ごみ箱も探さなくなりました。
事前に「ごみは持ち帰るもの」と知っておけば、
それは「文化」として受け入れられそうでもあるので
「ごみは持ち帰る」のは「日本の文化」として周知しておくのもいいかもしれないですね。
2位・・・29.7% →「困ったことはとくになかった」
これは嬉しい第2位です。
日本を存分に楽しんでくださったのでしょうか、
ぜひまた訪れていただきたいものです。
3位・・・22.5% →「施設等のスタッフとのコミュニケーション」
こちらは平成30年度、令和元年度、令和5年度と、
毎回「困ったこと」として高めに位置付けられています。
最近は外国語でのコミュニケーションを助けてくれるツールも多く出てきましたが、
そちらを活用しても、求められている水準にはまだ足りない様子。
外国の方々にとって難しいという印象をもたれがちな日本語、
言語による壁を感じさせないよう、更なる対策が必要です。
4位・・・13.4% →「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」
3位の「施設等のスタッフとのコミュニケーション」と並んで
こちらも「困ったこと」として、毎回高めに位置付けられている項目です。
最近は外国語での表記も多く見かけるようになってきた印象はありますが、
実際はまだまだ足りないのですね。
こちらは「コミュニケーション」よりも取り組みやすい項目かと思われますので
ぜひ、まず強化する項目として対策を進めていただきたいです。
5位・・・12.8% →「公共交通の利用」
私はずっと日本で暮らしていますが、
日本語を理解できても
この「公共交通の利用」に関しては戸惑うことが多いと感じています。
海外から来る方々にとって、
言語や文化に慣れていないとすると、なおさらなのではないでしょうか。
日本の空港に降り立ち、重たい荷物を持ちながら、
目的地へさあ移動!というところで直面する、
洗礼のような「困ったこと」かと思います。
ここには3位の「施設等のスタッフとのコミュニケーション」と
4位の「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」の「困ったこと」にも関連しているように感じます。
スムーズに日本を楽しんでいただくために、
「コミュニケーション」と「多言語表示」と合わせて対策を進めていきたい部分ですね。
2. 言語に関する問題
「コミュニケーションがとれない」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」について
3位の「施設等のスタッフとのコミュニケーション」と
4位の「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」について、
以下は「どこで困ったと感じたか」のアンケート結果になります。
出典:観光庁:令和元年度「訪日外国人旅行者の受入環境整備に 関するアンケート」調査結果
「施設等のスタッフとのコミュニケーション」と「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」のどちらも、
「鉄道駅構内」「飲食店」「百貨店・ショッピングセンター」「その他小売店」が上位を占めていて、
特に旅行中に触れる機会が多く、
体験・経験としても心に残る場面かと思われます。
「コミュニケーション」として、
外国語でのコミュニケーションを「会話」とするとすぐの対応は難しいとしても、
例えば、通訳・翻訳ツールを使用してみる、
指差しでコミュニケーションが取れそうなパネルを作成してみる等々で
幾分は改善できるでしょうか。
他にも、「多言語表示」に絡んできますが、
海外の方が来る可能性のある場所では、
よく使用される表現をリストアップしてあらかじめ多言語で準備しておく、
日本語のみでなく多言語での案内資料も掲示しておく等々、
「会話」での「コミュニケーション」が難しかったとしても、
「多言語表示」を使用することで、ある程度「コミュニケーション」を取ることは可能かと思います。
3. おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は海外からの観光客の「旅行中に困ったこと」に注目してみました。
今回の「困ったこと」の多くは言語に関する問題のようでした。
言葉の壁が心の壁にならないように、
「多言語表示」等々、様々な工夫で「コミュニケーション」をとって
少しでも多くの「ウエルカム感」を出すことができたら、
そこでの体験・経験はより温かく充実したものになるのではないでしょうか。
そしてその想いが、リピート訪問や口コミ等々に繋がっていいサイクルとなる、
そうなるといいなと願っています。
インバウンド対策として何か始めてみたい、
もっと強化したいと考えていらっしゃる方、
ぜひ当社にご相談くださいませ!
ご連絡をお待ちしております!
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