【分野別】原子力分野の翻訳ってどんなもの?
こんにちは。
今回の日本翻訳センターブログを担当しますM.W.です。
季節はすっかり初夏の装いですね。
暑い日も増えてきましたが、皆さま体調を崩したりしていませんでしょうか。
当社では様々な分野の翻訳を請け負っております。その中で重要な対応分野の一つに「原子力」があります。
東日本大震災以降、関連ニュースを目にしない日はないほど、人々の関心を集める分野でもあります。
原子力の分野に限りませんが、
関係のある企業様・機関様においては、機密保持についても細心の注意が要求されます。
当社ではプライバシーマークを取得し、情報漏洩の防止に努めております。
また、お客様独自のガイドラインにも準拠し、教育・報告義務など、確実に対応しております。
さて、皆さまは「原子力にかかわる文書」というと、どのようなものを想像されますでしょうか。
とても難解なものではないかと考えられる方もいらっしゃるかと思います。
一概に原子力と言っても、その文書は様々です。
・技術規格
・仕様に関するもの
・ガイドライン
・数理分析
・地震予測
・災害
・核分裂
・原子炉構造
・訓練レポート
・契約書
上記を見てわかることは、「一分野にまとめきれないほど多分野で用途も多岐に渡る文書」ということです。
内容が多岐に渡る為、専門性やスキル、実績などを考慮して対応する翻訳者を変えていきます。
一般的には機械工学に詳しい翻訳者を選びますが、それだけでは不十分な事も多いです。
(複合的な知識が必要な場合や、必ずしも機械工学の知識が必要でない分野の可能性がある為)
当社では化学、数学、地学、法律などプラスアルファの知見をそなえた翻訳者と連携をとって、高品質な翻訳を提供いたします。
依頼を受ける資料の中で、まれに感覚的に記述された英文に遭遇することがあります。
海外のお客様からの提供資料の翻訳時にこのようなケースが実際にありました。
英文法に則ってない、メモ書きのような文体。でも内容はとても重要なので、しっかり翻訳したいというご要望でした。
そんな時は「ネイティブ翻訳者」の出番です。
前後の状況や、ファイル全体を通してのニュアンスなどを汲み取り、構文のしっかりした英文に書き換えます。
その後、改めて和訳担当者の手元に戻り、翻訳が続けられます。
このような作業をとることで、よりわかりやすい文章への翻訳に繋がっていきます。
また実際に請け負った中で、以下のような事例もありました。
翻訳する文章の内容が非常に難解なもので、どのようなものがあるのかがわかりにくいといったケース。
経験上、お客様が内容を把握しているのではと推測して確認したところ、
やはり「講義」に参加していないと把握できない内容で、お客様は参加されていましたので、
内容を把握されておりました。
ヒアリングをしっかりしたことで、内容を把握をすることができ、翻訳作業に活かすことができました。
なお、確認がとれず把握しきれない箇所については、
対象箇所にマークを付けて、内容のご確認をお客様へお願いすることもあります。
人が書く以上、その意図を十分に伝えきれない状態のまま、手を離れてしまう文章もあります。
それらを我々翻訳会社、翻訳者だけでなく、お客様の手もお借りする事で、
意味の通った翻訳に仕上げる事ができます。
ちなみに申し上げますと、
上記の対応は、通常の流れの翻訳時よりも作業時間を要します。
(ネイティブ翻訳者による整文→翻訳→クライアントとの内容協議)
場合によっては、通常翻訳時より工期や料金をいただくこともあるかもしれません。
「伝わる翻訳」を目指す日本翻訳センターとしては、難事の解決策として、
このような方法も備えております。
クライアントのご要望に応えられるように柔軟に対応と提案していきますので、お気軽にご相談ください。
最善を尽くして対応してまいります。
ほかの分野ついても対応しております。
「過去の対応実績について」はこちらをご覧ください。
「当社のサービス内容について」はこちらをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
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